2021年中小企業診断士2次試験感想
目次
受けてみた感想
・やっぱり模試とは全然緊張感が違う。
・試験後に訪れる圧倒的な敗北感。
・今回の試験は「革」の字を忘れる。
再現答案
試験直後はあまりのできなさに腐っておりましたがお酒飲んで寝たら思いのほか早起きしてしまったので再現答案を作ってみます。今回はメモもほとんどないので、全体的に再現度低いです。
事例Ⅰ
第1問
技術の進化や新規参入の増加により印刷単価が下落するリスクがあったため、経営資源を顧客接点となるコンサルティングやディレクション業務に集中し、他社と差別化を図るため。
第2問
3代目の人脈を生かし人材を採用することで社内を変化させ、紙媒体に依存しない広告作成事業へ参入するため。次期社長となる3代目のマネジメント能力育成のため。
第3問
利点は、事業範囲の拡大による経営の安定化や売上拡大が見込めること。欠点は、事業ドメインが不明確になり顧客が離れる恐れがあること。経営資源が分散すること。新事業の失敗がA社全社のリスクとなること。
第4問
協力企業とデジタル技術を共同で活用できる関係を構築する。また、複数のプロジェクトの状況を管理する必要があるため状況を随時確認できる関係を構築する。
第5問
経営ビジョンの明確化と顧客開拓が課題。解決策として、A社の経営ビジョンの発信と、ビジョンに合致する強みを訴求し、顧客開拓を行う。
事例Ⅰコメント
事例の内容が全然頭に入ってこなかった。第4問は、協力企業のデジタル化が進んでないと勝手に想像して記載。第5問は「長期的な課題」を問われていたので、営業力強化とかではなく、ドメイン拡大に伴うビジョンの明確化みたいなことをイメージして書いてみたが。
事例Ⅱ
第1問S
品評会で表彰される豆腐の品質。月替わり商品の開発力。
第1問W
主婦層の顧客が少なく高齢者が多い。ECサイト作成ノウハウがない。
第1問O
自宅での食事にこだわりを持つ家庭の増加。フランチャイズの拡大。
第1問T
人的接触を避けるため駐車場での販売、戸別販売、食事会が中止となった。
第2問
全国の食通に対し、地元産大豆を使った手作り豆腐セットをY社のECサイト経由で販売する。出来たてを味わえることと、豆腐丼のレシピを伝えることでX市の大豆の魅力訴求と認知度を向上させる。
第3問 フランチャイザー
置き配可能な商品の案内や保存可能時間の提示など、顧客が安心して購入できる情報を提供する。
第3問 フランチャイジー
配達が完了したことを電話で連絡することで商品の受取忘れを防止しつつ、顧客との接点を維持する。
第4問
X市内の和菓子店と共同で、豆腐やおからと新しい素材を使った菓子を開発する。主婦層へは、豆腐の移動販売と合わせて試食品を提供することで購入に繋げ、月替わりの商品を開発することで継続した購入を狙う。
事例Ⅱコメント
試験直後はできたと思ったけど、振り返ってみるとイマイチか。特にSWOTの制約「移動販売の拡大及びネット販売の立ち上げを目的としてSWOT分析」をどう判断したらよいものか。と書いていたら理解したけど、「移動販売の拡大」って置き配とかお菓子販売の話か。試験中はフランチャイジーの拡大と解釈していた…。
事例Ⅲ
第1問 強み
複数社から受託可能な一貫受託生産体制。製品が手作り感のある高級仕様。
第1問 弱み
生産計画の精度が悪く在庫管理できていない。熟練職人の技術を承継できていない。
第2問 課題1
熟練職人が受託生産に集中できる作業割り当て
第2問 対応策1
自社ブランド製品の生産が計画されると受託生産品の作業を離れるため非効率的である。対策として自社ブランド製品の納期を考慮した計画とした作業割り当てを行う。
第2問 課題2
修理作業を若手職人でも対応可能とする。
第2問 対応策2
製造工程の中で最も負荷が大きく時間を要する縫製工程で修理作業を実施しているため、若手職員への技術承継を進め熟練職人の負担を軽減し作業を効率化する。
第3問
製品企画面では、製品デザイン部門の新製品開発経験不足を解消することが課題。オンライン販売情報の活用や、直営店での顧客ニーズ収集を対策とする。生産面は、生産計画が複雑になることを解消することが課題。対策として、月1回の生産計画策定の頻度を上げ柔軟に対応可能とする。
第4問
熟練職人の手作りで高級感を出す。理由は、直営店での販売であるためC社の強みである高級仕様を訴求する必要があるため。生産能力の確保が課題となるが、低価格品中心の委託生産の見直しや、若手職人を養成し一人で製品化可能となるよう製造全体の技術習熟を進める。
事例Ⅲコメント
去年に引き続き課題山積で対応付けが難しい。第2問なんかは「受託生産品の製造工程」という制約なので、自社ブランド製造も効率化できる対応策はNGなの?みたいな疑問が。回答は横やりが入らない生産計画・作業割り当てとか、ボトルネック解消を意識して記載。
事例Ⅳ
第1問 設問1
優れている点1:売上高総利益率 :27.86%
優れている点2:棚卸資産回転率 :25.79回
劣っている点1:自己資本比率 :19.85%
劣っている点2:売上高営業利益率 :0.32%
第1問 設問2
負債が多く利益が減少する要因となっている。営業外収益が多い。販管費が多い。
第2問 設問1
22,000,000円
第2問 設問2、設問3
(空白だと思っていただきたい)
第3問 設問1
3500くらいの数字を書いた。
第3問 設問2
38,572kg
第4問 設問1
保有するトラックが売却され有形固定資産が減少し、現金預金が増加し経営が安定化する。
第4問 設問2
企業価値をキャッシュフローではなく資産の大小で判断しているため。
事例Ⅳコメント
桁数やら単位やら明らかにミスを誘う問題設定。診断士試験は注意力チェックの試験?1kg当たりの変動費は0.036万円って書いたけど、違和感しかない。
去年より成長したのは第2問のNPVに深入りしなかったこと。経営分析が終わったらざっと眺めてまず第4問を書いたこと。
ちなみにレジの取替とかトラック保有とか有形資産に課題がありそうなので優れている点に有形固定資産回転率は書かなかったが、結果はどうか。
中小企業診断士に関する情報はこちらをご参照ください
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