唐松岳から祖母谷温泉への道のりとトロッコ電車③
前回からの続きです。
目次
祖母谷温泉について
トロッコに乗る前日は祖母谷温泉に宿泊しました。欅平駅から祖母谷温泉は1時間もかからずに歩けますが、今回は唐松岳頂上山荘から歩いたため10時間の登山となりました。そのため一般的な説明と道順が逆になりますがご了承ください。
祖母谷温泉から欅平駅へ
祖母谷温泉から欅平駅までは徒歩40分程度です。整備されているのでサンダルでも歩けます。
黒部峡谷鉄道トロッコ電車について
黒部峡谷鉄道は、発電所建設のため資材運搬用として作られた鉄道です。
黒部峡谷鉄道には10の駅(宇奈月‐柳橋‐森石‐黒薙‐笹平‐出平‐猫又‐鐘釣‐小屋平‐欅平)がありますが、一般客が利用できるのは、宇奈月、黒薙、鐘釣、欅平の4つの駅になり、それ以外は関西電力専用の駅のため利用できません。 (行き違いのため停車する場合がありますが、乗り降りはできません。)
トロッコ電車の乗車券について
欅平駅から宇奈月駅まで乗車しました。乗車券は1,980円です。
3つの客車があり、乗車する客車によっては別途追加料金が必要になります。
乗車券は、電話やインターネットでの予約が可能です。
ただし、宇奈月駅から欅平駅へは往復予約ができますが、欅平駅から宇奈月駅への片道予約はできません。(宇奈月駅から欅平駅への片道予約は可能です。)
今回のように唐松岳から歩くパターンや、阿曽原温泉から歩いて欅平に行くパターンでは乗車券の予約はできません。
また、宇奈月駅から黒薙駅までの予約は往路のみ予約可能です。
選択可能な客車は3種類
もう一つ、特別客車という、窓付きの向かい合わせの席の客車があるのですが(追加料金370円)、私が乗車したトロッコには連結されていませんでした。
変化に富んだトロッコ電車の車窓
乗車中は富山県出身の室井滋さんが案内のナレーションをしていますが、欅平からの片道だけだと説明が物足りないかもしれません…。
ダイナミックな景色に目を奪われ、約1時間20分の乗車時間があっという間でした。
富山地方鉄道で宇奈月温泉駅から新黒部駅へ
乗り換えのため宇奈月駅から富山地方鉄道の宇奈月温泉駅に移動し、富山駅方面の電車に乗りました。
黒部宇奈月温泉駅ではくたかに乗車
新黒部駅で乗り換え、黒部宇奈月温泉駅から北陸新幹線に乗り東京に戻ってきました。
3連休最終日ということで多少の混雑はありましたが、席を確保することができました。
黒部渓谷の自然を感じつつ、その自然に立ち向かった人たちの偉業を感じられる路線でした。観光としては紅葉のシーズンなどもオススメです。